[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2013/05/21
抄訳記事公開日:
2013/05/31

CNES理事長とJAXA理事長が2013年5月20日東京で会談

Jean-Yves Le Gall, Président du CNES, a rencontré Naoki Okumura, Président de la JAXA, le lundi 20 mai 2013 à Tokyo

本文:

国立宇宙研究センター(CNES)の2013年5月21日標記報道発表の概要は以下のとおり。

CNES理事長ジャン=イブ・ルガル氏は2013年5月20日東京で宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長と会談した。フランスと日本の宇宙分野における高度の関係を示すこの会談は、現在実行中の多岐にわたる協力関係を再確認するよい機会となった。

日仏間の宇宙分野における初期の協力協定は80年代にさかのぼり、多様な(とりわけ地球観測や商業衛星打ち上げの分野における)共同プロジェクトの源となっている。日本はまた国際宇宙ステーションや水星探査プログラム「BepiColombo」への参加を通して欧州宇宙機関の重要なパートナーでもある。

今日のCNESとJAXAの協力により、打ち上げロケット、通信・観測衛星、宇宙関連構成部品、宇宙ゴミの管理などに関係する研究、技術、将来への備えに関して、数多くの交流の機会が与えられている。このような協力はすべて2010年に更新された枠組協定により規定されている。

CNESとJAXAの専門家は複数の作業グループ毎に定期的に会合しており、その成果は年次総会で発表される。前回の年次総会は2012年6月にフランスで開催されたが、次回は今秋東京で開かれる。

奥村理事長との会談を終えてルガル理事長は次のように言明している。
「奥村理事長と行った会談にとても満足している。宇宙分野で日本はフランスの重要なパートナーである。打ち上げロケット、衛星、構成部品に関連する研究や技術に関する共同プロジェクトは正しく成功している。最も大事なことは両者の関係を強化することである。」

[DW編集局+JSTパリ事務所]