[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2013/07/18
抄訳記事公開日:
2013/08/22

連邦教育研究省大臣談:「我々は信頼のおける教育訓練資金負担を擁護する」

Wanka: "Wir stehen zu verlässlicher Ausbildungsfinanzierung."

本文:

ドイツ連邦統計庁が公表した連邦奨学金法に関する数字につき、連邦教育研究省(BMBF)が以下のような報道発表を行った。

同法による奨学金受給者数は4期連続で増加し、2%弱の上昇、受給学生・生徒数は約98万人となった。大学生については671,000人と、昨年度だけでも4.3% の増加となっている。

BMBFのヴァンカ大臣はこれについて「連邦政府は連邦奨学金法、奨学金及び補完的なクレジット等による個人の教育訓練資金の確保を今後とも進めていく」と語った。

また大臣は改めて、連邦政府が州政府と連邦奨学金法の構造的な発展について話を進めていることを確認し、「我々は対象者の奨学金需要により強固により柔軟に対応できるようにするため、奨学金法のどの部分を改正できるかを分析している」と強調し、「連邦奨学金法を様々な学生の異なった実生活に対応したものとしたい。子供ができた、パートタイムで学びたい、といった状況についても、今後の改正案では勘案しなければならない」と続けた。

奨学金受給者の数だけが増加したわけではなく、国際的な流動性も増加している。連邦奨学金法の統計によって判明した他のEU諸国内に滞在する教育訓練留学者数は、前年度比12.5% 増加し、39,000人弱となっている。また外国人連邦奨学金受給者の割合も4%上昇し、その数は約67,000人となっている。

全連邦奨学金受給者の平均受給額は月額433ユーロで、大学生は平均月額448ユーロ、(高校生以下の)生徒は401ユーロとなっている。連邦奨学金法に関する国の総支出額は32.8億ユーロで、2005年から2012年の間に10億ユーロ増加したことになる。

[DW編集局]