[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
イングランド高等教育資金会議(HEFCE)
元記事公開日:
2013/07/31
抄訳記事公開日:
2013/08/12

HEFCE、高等教育の科目に対する供給と需要に関するデータを公表

HEFCE publications on supply and demand for higher education subjects

本文:

イングランド高等教育資金会議(HEFCE)の2013年7月31日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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HEFCE(イングランド高等教育資金会議)は、高等教育の科目に対する供給と需要、および全国高等教育科学・技術・工学・数学(National Education Science, Technology, Engineering and Mathematics:HE STEM)プログラムの評価に関する最新のデータを公表した。

今回発表されたデータには、初めて高等教育統計局の2011~12年のデータが含められている。最新データでは、Aレベル(日本の高校に相当)から大学院における研究まで、あらゆるレベルにおける供給と需要に関する情報や、様々な科目分野において、卒業生の現状や将来の可能性が提供されている。

数学や物理学、化学など、かつて不安視されていた科目は現在、うまく需給バランスがとれているように思われる。工学系分野の動向もおおむね良好であるが、一部の研究分野については海外の学生に若干依存している状況が見てとれる。現代外国語は、学部生と大学院生の教育レベルではややバランスに欠けるが、大学院生による研究の数は安定している模様である。

これらのデータは、戦略的に重要でありながらぜい弱な科目に対するHEFCEのアプローチに活用され、現在または近い将来、ある科目がリスクに曝される可能性のある分野を監視するのに役立てられる。このデータが有用であると考える関係者は誰でもこれを自由に閲覧し、使用することができる。

[JSTパリ事務所]