2013年06月27日付の「中国科学技術協会」ウェブサイトにおいて、中国科学技術協会（CAST）とトムソン・ロイター社が学術ジャーナル支援で協力を強化すると伝えられた。本記事ではその概要をまとめる。
CASTの申維辰第1書記が6月24日、トムソン・ロイター知的財産権担当役員キース・マクレガー（Keith Macgregor）と会談した。会談において、申第1書記は、「中国の学術誌が近年急速な発展を遂げているものの、国内の英字ジャーナルは全体的に数が少なく、世界一流レベルとの差も大きい」と説明した上で、CASTとして、中国の英字ジャーナルのレベルアップを図るため、トムソン・ロイターとの提携を強化したいとの期待感を示した。これに対して、キース・マクレガー氏も、中国の研究者や学術雑誌社と幅広く協力を展開し、科学交流を促進したいと応じた。また、双方は今後の協力推進についても具体的に議論を行ったという。

[JST北京事務所]