2013年9月24日付の「科技日報」ウェブサイトは、中国航天（＝宇宙）科工集団は今後、再利用型の宇宙輸送システムの研究開発等5つの分野に重点を置くと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

　9月23日に北京で開幕した第64回国際宇宙大会（IAC）に設けられた中国セッションにおいて、中国宇宙事業の主役を担う中国航天科工集団公司の高紅衛董事長（＝取締役社長）は、今後、同社が以下の5つの分野におけるイノベーション創出に力点を置いて研究開発を推進させると紹介した。
・宇宙・地球間を往復する再利用可能な輸送システムの研究開発
・低コストで信頼性の高い固体燃料ロケットの開発
・地球観測に資するミニ衛星から構成される衛星コンステレーションの研究開発
・地球周辺空間資源の開発
・宇宙技術の移転・応用の推進

[JST北京事務所]