国立科学研究センター（CNRS）の2013年9月10日標記報道発表の概要は以下のとおり。

2100年ごろには気候温暖化が原因で海面の水位が1～3メートル上昇する。このことが各島々でその動物相、植物相、全生物群に極めて大きな影響をもたらすことになる。生態・系統・進化研究室（CNRS/パリ南大学）の研究者からなるチームが、世界に広く散在するフランスの島、1269島について影響の調査を行った。それによるとこのような島の5～12%が将来全面的に水没する危険があると言う。地球規模で島に生息する在来種約300種が消滅する危険性が高く、一方でその他の種数千種も劇的に減少すると予測している。本調査の結果は「Global Ecology and Biogeography」誌（2013年8月）および「Nature Conservation」誌（2013年9月）に発表されている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]