[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2013/09/30
抄訳記事公開日:
2013/10/23

米エネルギー省:先端研究機関に1億ドルの資金配分

Energy Department to Award $100 Million for Energy Frontier Research Centers

本文:

エネルギー省(DOE)のアーネスト・モニーツ長官は9月30日、21世紀型のエネルギー経済を築くのに必要な飛躍的進歩を実現するため、エネルギーフロンティア研究センター(EFRC)に対して、2014年度に1億ドルの予算配分をすると発表した。当該イニシアティブに該当する研究はエネルギー生産と利用に関してさらなる進歩を遂げることができる。

DOEは現在、2009年に選択された46機関のEFRCに対して5年間の資金援助を実施している。これらの支援が2014年7月に満了するのを前に、DOEは次回の資金援助に対してコンペを行うと発表した。今回のコンペは既存のEFRCのうち、資金援助の継続を希望する団体と、当該プログラムの元に新規のEFRCを立ち上げたい機関の両方を対象とする。大学、国立研究所、非営利団体そして民間企業がコンペに参加することができ、他の機関とのパートナーシップを含む学際的研究チームを立ち上げることが勧められている。対象の選択は査読を経て実施される。資金配分は各センターに対して年間200万から400万ドルになるとされ、5年間継続される。議会が定める政府歳出予算にもよるが、5年間の配分総額は毎年1億ドルになる予定。応募に対する必須申請書は2013年11月13日が締め切りとなり、それ以外の書類は2014年1月9日までに提出しなければならない。結果は2014年6月に発表される。

今回採択されたセンターは、太陽エネルギー、バイオ燃料、交通、エネルギー効率、エネルギー保存及び送電、炭素回収と貯蔵、原子力などの面で必要な基礎的進歩に欠かせない科学研究の土台へ貢献することが期待される。

[DW編集局]