[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2013/09/12
抄訳記事公開日:
2013/10/28

考古資料の調査に特化した欧州共同研究基盤「Ipanema」の開設

Inauguration d'Ipanema, la plateforme européenne de recherche dédiée à l'étude des matériaux anciens

本文:

国立科学研究センター(CNRS)の2013年9月12日標記報道発表の概要は以下のとおり。

化石の構造の詳細を変質させることなく明らかにし、プルシャンブルーの色素の変化過程を分析し、鉄の循環経路を考古学的に辿る。これはCNRSと文化・広報省による欧州考古資料非破壊解析フォトニクス研究所(Ipanema)創設の元になった研究テーマの一例である。

世界でも独特のこのインフラは考古資料に関する先進的研究に特化したもので、サクレ台地のサン・オーバンにある放射光施設「SOLEIL」が後ろ盾になっている。2013年9月12日に開設された。

「Ipanema」はCNRSおよび文化・広報省の研究・サービス共同ユニットである。その建設および設備は2007~2013年の国・地域プロジェクト契約(CPER)の一環として国およびイル・ド・フランス地域から資金支援を受けている。「Ipanema」のユニットは、放射光施設「SOREIL」、欧州委員会(CHARISMAプロジェクト)、オランダ科学研究機構(NWO)の支援を受けて、国立自然史博物館との提携により、CNRSと文化・広報省が共同運営する。

[DW編集局+JSTパリ事務所]