[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2013/09/28
抄訳記事公開日:
2013/10/28

中国、スーパーコンピューターイノベーション連盟が設立

我国超级计算创新联盟成立 

本文:

2013年9月28日付の「中国科学報」ネット版は、中国スーパーコンピューターイノベーション連盟(以下、スパコンイノベーション連盟)が正式に設立されたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国スパコンイノベーション連盟が9月25日、北京で正式に設立され、天河一号、天河二号など1秒間に6千兆回を超える計算能力を持つスパコン資源を集結させるという。連盟名誉理事長の金怡濂院士は「スパコンは、国の総合国力を表しているだけではなく、イノベーション型国家の科学技術の指標でもある」と述べた。

本紙の取材によると、スパコンイノベーション連盟は、機器の「製造」「管理」「利用」の3グループを繋ぐ架け橋をつくることにより、スパコンイノベーションのプラットホームを共同で探索・構築することで産業技術進歩と応用発展を促進し、社会と多くのユーザーにより良いサービスを提供し、同時に中国のスパコン事業の強化を目指し、産学連携の一つのイノベーションモデルとして、スパコン応用・発展に重要な役割を果たすという。

また「中国のスパコンは、すでに著しい進展を遂げたものの、海外の先進的なレベルとまだ格差がある。そこで連盟がスパコンの応用を大いに推進することを期待している。特にスパコンセンターの構築により、社会の進歩、科学技術の発展に貢献したい。具体的にはスパコンの開発レベルと利用レベルを大いに向上させ、中国のスパコンの総合的な競争力を上昇させ、またスパコン産業の進展と特色ある応用産業の発展を大いに推進し、ハード・ソフト両面の自主開発技術を保護・発展させたい」と金院士は表明した。

[JST北京事務所]