[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2013/09/26
抄訳記事公開日:
2013/11/05

水問題に取り組む国立宇宙研究センター(CNES)

Le CNES face aux enjeux de l’eau

本文:

国立宇宙研究センター(CNES)の2013年9月26日標記報道発表によると、CNESの発起により9月27日ツールーズにおいてシンポジウム「水問題への取り組みにおける宇宙の貢献」が開催された。CNES、世界水会議、地中海・水研究所の3者によるもので、水の領域において、企業による衛星を利用・応用したサービス提供の展開を支援する目的がある。概要は以下のとおり。

水は21世紀の主要課題の1つであり、主として2つの課題に対処する必要がある。1つは環境資源と生態系の保存であり、もう1つは全世界的な水資源の利用と浄化である。

CNESは「将来への投資」プログラムの一環として水領域における衛星を利用した適用業務やサービスの展開を目的とした国の資金支援を受けている。そういうわけでSWOT衛星が主要な河川や湖沼の水位の時間・空間的な変化に関するデータを今後提供することになる。

企業が新たな製品やサービスを創出することができるようにCNESでは「水の管理を目的とした宇宙利用の適用業務とサービス」に関する特別調査を行っている。その中でも増水予知、河川航行支援、消費・灌漑向けの地表水の管理、疫病の感染防止など多くがすでに特定されている。このテーマに関与する様々な当事者の熱意に押されて、CNESはこのシンポジウムの機会に調査結果を報告・共有することにした。

[DW編集局+JSTパリ事務所]