[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
報道センター
元記事公開日:
2013/12/17
抄訳記事公開日:
2014/01/28

Jean-Pierre Bourguignon氏が欧州研究会議の次期議長に選任

Jean-Pierre Bourguignon appointed next President of the European Research Council

本文:

欧州委員会は2013年12月17日に標題のプレスリリースを発表した。以下にその概要を紹介する。
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欧州委員会は、本日、欧州研究会議(ERC)の次期議長に、Jean-Pierre Bourguignon教授を選任した。Bourguignon教授は、フランス人の数学者で、2014年1月1日から着任する。彼は、ブリュッセルに駐在する初めてのERC議長となり、彼のほとんどの時間をERC議長としての仕事に注力することになる。彼はこれからERCでEUの新しい研究イノベーション・プログラム“Horizon 2020”において7年間130億ユーロ超という急増した予算の事業に携わる。

Bourguignon教授は、欧州委員会によりERC議長に4年任期で選任された(再任は一度まで)。ERCの議長はこれまで、ギリシャ人生物学者Fotis Kafatos教授(2007年-2010年)、オーストリア人社会科学者Helga Nowotny教授(2010年-2013年)であった。

<背景>
ERCはEUのFP7研究プログラムの下に設立された。ERCは、様々なキャリアレベルの研究者から事業を公募し、審査の上で補助金を提供する。研究者の出身は問われず、欧州内で活動する研究者はもちろん、欧州に移住することを希望する研究者にも機会が開かれている。唯一の審査基準は、科学的卓越性であり、域外の優秀な人材を引きつけている。来る7年間のEU研究助成プログラム”Horizon 2020” (2014年-2020年まで)において、ERCは130億ユーロを超える予算を獲得した。これは、前期に比べ約60%増である。

[DW編集局]