2013年12月26日付の「科技日報」ネット版は、2013年国内外10大科学技術ニュースが発表されたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

科技日報が主催し、両院（中国科学院・中国工程院）の一部院士、中央の主要ニュースメディアの責任者、ベテラン科学技術記者が選ぶ2013年国内・国際１０大科学技術ニュースが25日、北京で発表された。

2013年国内10大科技ニュースは以下の通り。
1． 中国初の軍事用大型輸送機「運20（Y-20）」が初の試験飛行に成功
2． 中国が初めて量子異常ホール効果を発見
3． 「神舟10号」と「天宮１号」の有人ドッキングに成功　中国初の応用的有人宇宙飛行が実現
4． 中国、最新の世界スパコン性能ランキングで再び「世界一」になった
5． 中国が鳥インフルエンザH7N9のワクチン開発に成功
6． 体細胞のリプログラミング技術の重大なブレークスルーを実現
7． 中国人科学者が水分子の内部構造の撮影に成功
8． 中国、初めて塩類アルカリ土壌が二酸化炭素を吸収することを証明
9． 国有通信大手3社に４Ｇ免許を交付、中国の通信市場が新しい時代へ
10． 中国の無人探査機「嫦娥3号」が月面着陸に成功

2013年国際10大科技ニュースは以下の通り。
1． 欧米が相次いで脳科学計画を発表
2． ロシアに隕石が落下、約1000人負傷
3． 米国、エイズウイルス（ＨＩＶ）に感染した新生児の治癒に成功
4． アルファ磁気分光器が暗黒物質の研究について初の物理学的成果が発表
5． 米国、世界初のヒトクローンES(胚性幹細胞)の作製に成功
6． スノーデン事件でインタネットと情報セキュリティに注意
7． 光を結晶の内部に1分間閉じ込めることに成功
8． 人類が作った無人探査機が初めて太陽系外に到達
9． 「アイスキューブ」が太陽系高外エネルギーニュートリノの初検出に成功
10． 中国の無人探査機「嫦娥3号」が月面着陸に成功

[JST北京事務所]