[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省(MESR)
元記事公開日:
2014/01/20
抄訳記事公開日:
2014/02/21

探査機「Rosetta」の目覚め

Réveil de la sonde Rosetta

本文:

高等教育・研究省の2014年1月20日標記報道発表によると、太陽系の中を10年間飛行し、また957日間の「電子的昏睡状態」を経て、欧州宇宙機関(ESA)のミッションである欧州探査機「Rosetta」が宇宙での歴史的な再会を果たした。

10年前の2004年3月2日アリアンヌ5号ロケットで打ち上げられたこの宇宙探査機は、地球から8億キロメートル以上離れた「67P/Churyumov-Gerasimenko」彗星との遭遇を目的として60億キロメートル以上を走破し、2014年1月20日昏睡状態から覚めて電波信号を送ってきた。

「Rosetta」ミッションでは全欧州から300名以上の科学者が動員されており、フランスのチームも多数参画している。

今回の「目覚め」は新たな宇宙科学冒険の始まりを意味する。このESAの宇宙探査機は、今後は目標の「67P/Churyumov-Gerasimenko」彗星に向けて制御される。2014年夏には到達予定である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]