[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2014/03/07
抄訳記事公開日:
2014/03/20

オバマ政権、ブレイン・イニシアティブへの支援倍増を提案

Obama Administration Proposes Doubling Support for the BRAIN Initiative

本文:

米政府は3月4日、2015年度予算教書を発表し、ブレイン・イニシアティブに対する支援を2014年年度の1億ドルから2億ドルへと倍増することを提案した。国立衛生研究所(NIH)、国防高等研究計画局(DARPA)、国立科学財団(NSF)による使用目的は次の通り。

NIH:2015年度、NIHはブレイン・イニシアティブの成功に向けて1億ドルの予算を確保する予定。脳回路を図式化するツールや回路内の活動のパターンを計測するツール、認識能力や行動能力が創り出される背景などの研究を進める。究極的には複雑な脳の機能と、行動や病気に対する関係性を見極めることに繋げていく。

DARPA:DARPAはブレイン・イニシアティブを支援するため、2015年度に8000万ドルの予算を確保する予定。病気や怪我の負担を軽減し、軍関係者や市民のために新技術に基づく可能性を追求する。また研究者を支援するため、データ処理や画像、先端分析などに関する分野を発展させる。

NSF:2015年度、NSFはブレイン・イニシアティブに対して2000万ドルの予算を確保した。人間を含む有機体の一生において、健康的な脳がどのように機能するかを調べる概念的・物理的ツールを開発する。また、思考、記憶、行動などがどのように脳から生み出されるかを総合的に理解するツールの開発に集中する。

[DW編集局]