[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2014/03/04
抄訳記事公開日:
2014/04/17

「自分のテーマを180秒で」: CNRSと大学学長会議(CPU)がフランスで博士課程院生に語らせるコンクールを実施

« Ma thèse en 180 secondes » : le CNRS et la CPU lancent en France le concours qui fait parler les doctorants !

本文:

国立科学研究センター(CNRS)の2014年3月4日標記報道発表の概要は以下のとおり。

CNRSおよびフランス大学学長会議(CPU)は「自分のテーマを180秒で」コンクールをフランス全土で初めて開催する。数年にわたる研究を3分間で出来るだけ多数の人に理解させること、それが両機関がこのコンクールで若き博士課程院生たちに課する課題である。若手研究者に脚光を当てることで、彼らの発表能力を啓発するだけでなく、フランスの研究活力を高揚させることにも役立つ。このコンクールの勝者は2014年9月にケベック州(カナダ)で行われる国際決勝コンクールに出場する。ケベック州はフランス語での本コンクールの創始者である。

本コンクールは2008年にオーストラリアで誕生し、2012年にケベック州でフランス語によるコンクールが初めて開催された。これにより本プロジェクトをフランス語圏全体に拡大したいとの要望があり、フランスではこれまでにロレーヌ地方で初めて導入されている。今年はCNRSおよびCPUが全国レベルでのコンクールを実施する。その初回では23の大学および大学コミュニティが参加を表明しており、CNRSの各地域代表部の支援もある。その結果フランスの15の地域が代表を送ることになる。

応募者は自らの研究業務の内容と課題を簡潔かつ誰にでも分かる表現で公衆に対して発表する必要がある。その場合スライドは一つだけ使用できる。自らの業績を大衆に広く知ってもらい、また発表能力を身に着けるためにもこの上ない機会である。

選抜審査は2段階に分けて実施される。まず地方・地域での審査が5月までに実施され、その後2014年6月10日にリヨンで全国審査が行われる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]