[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/03/30
抄訳記事公開日:
2014/04/24

中国の革新指数が世界19位に

中国创新指数排名升至世界第19位

本文:

2014年03月30日付の「中国科学報」ネット版は中国の革新指数が世界19位となったと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国科学技術部(省)が28日に明らかにしたところによると、中国科学技術発展戦略研究院がこのほど「国家革新指数報告書2013」を発表した。同報告書によると、中国の革新力は安定的に向上し、国家革新指数ランキングで世界の主要40カ国のうち19位に浮上し、昨年より順位を一つ上げた。
 報告によると、世界の革新力上位10カ国はほぼ変動がなく、中国の革新力がトップを維持し、中国の革新力はBRICs諸国をリードし続けた。BRICs諸国のうち、ロシアが32位、南アフリカが35位、ブラジルが38位、インドが39位となった。
 中国が革新指数ランキングで浮上した主因は、知識創造力の向上と革新環境の改善だ。特に発明特許の出願・取得の飛躍が目立ち、知識創造力ランキングでは昨年の24位から18位に上げた。研究開発(R&D)経費は世界3位、R&D従事者は世界一となった。SCI収録論文の量と質が共に改善され、論文数は世界2位に、被引用数は4位になった。中国人の発明特許出願件数は世界一、取得件数は2位となった。ハイテク産業の輸出が製造業の輸出に占める比率も世界一となった。知識サービス業の付加価値は、世界3位となった。
報告はまた、中国企業の革新力は強化を続けたが、革新への投入の規模と革新の効果については改善が必要だと指摘した。中国企業が完全に革新による発展の道に入るまでは、まだ時間がかかりそうだ。

[JST北京事務所]