[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/04/02
抄訳記事公開日:
2014/05/08

外国の職業資格を承認

Beratung ist der Schlüssel zur erfolgreichen Anerkennung

本文:

連邦政府は外国職業資格認可法の施行に関する報告書を承認した。これに関して連邦教育研究(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。

海外で取得した職業資格をドイツ国内の職業資格として認可する連邦法の発効から2年を経て、ヴァンカBMBF大臣及びザクセン・アンハルト(SA)州メルリング科学経済大臣は概して良好な結果であると評価した。ヴァンカ大臣は「この法律は、専門人材の確保にとって、また外国の資格を持つ人材を労働市場に組み込むことに有効な手段となっている。正確な情報発信と適切なコンサルティングがこの法制度の成功に大きく寄与している」と語った。

メルリングSA州大臣は、各州の担当官庁がこの法律の実施に熱意をもって取り組んだことを強調し、「2012年だけでも約11,000件の申請を受理した。同時に各州は独自の認可法によって調整を図り、州法に定める職業に関する総合的、適切な認可請求権を定めている。13州において法律が既に発効しており、残る3州では現在議会で審議中で数か月以内に発効する見込みである」と発言した。

同報告によると、2012年に終了した認可手続きの大部分(82%)で、国外の職業資格を全面的に認可したことが明らかになっている。特に関心が大きかったのは医療保健職業で、医師、看護師、介護士等、専門人材の不足が問題になっている領域であった。

ヴァンカ大臣は「今後の課題は、企業の関心を高めることである。企業は、外国の職業資格の認可を人員確保の手段としてより強く利用すべきである」と語った。

[DW編集局]