[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2014/05/15
抄訳記事公開日:
2014/06/17

神経変性疾患に関する欧州作業グループ公募の開始

Ouverture d’un appel à groupes de travail européens sur les maladies neurodégénératives

本文:

国立研究機構(ANR)の2014年5月15日標記報道発表の概要は以下のとおり。

神経変性疾患に関する研究領域で既存のコホート研究の有効活用を図ること。それが研究グループの資金支援を行う欧州の各提携先機関と歩調を合わせてANRが開始した公募の目的である。本公募は上記テーマに関する欧州共同プログラム「JPND」推進の一環である。

神経変性疾患は人の能力に重篤な影響を及ぼす病で、慢性であることが多く、年齢と大きく関係している。欧州では7百万人がアルツハイマー病か、同レベルの障害に罹っていると考えられる。この数字は人口高齢化が原因で20年ごとに倍になる可能性がある。したがって欧州規模で研究を統括することが必要である。JPNDプログラムは、現在のところ、我々の社会にとって重大なこの問題に取り組んでいる世界でも最大規模の主体的活動である。欧州28カ国を結集して、神経変性疾患とりわけアルツハイマー病対策において、可能な限り効率的な方法で研究や資金支援に共同で当たるという目標を持っている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]