[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/07/07
抄訳記事公開日:
2014/08/07

CAS計算技術研究所、クラウドでスマートシティを構築

中科院计算所:云计算“脑补” 智慧城市

本文:

2014年07月07日付の「中国科学報」ネット版は、CAS計算技術研究所がクラウドコンピューティングでスマートシティを構築すると報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国科学院計算技術研究所(ICT)のクラウドコンピューティングセンターの季統凱主任は、「スマートシティの最終目標は各階層間で『調和を取れた社会』『国民が幸せを感じる環境』『経済発展を促す都市』を構築することである」と語った。

管理が複雑で、コストが高く、安全性・信憑性が低い等業務上の問題に対し、クラウドプラットフォームによる仮想サーバを基礎に、同センターはクラウドデスクトップ、クラウド・アプリケーションを開発し、企業或いは政府のIT部門に設備、アプリケーションソフトウェア及びサービスを提供するようになった。

また、クラウドコンピューティングプラットフォームは産業情報を統括することができる。例えば、情報ソースを前もって選定し、ユーザに情報ソースの追加権限を与え、業界の最新動向をフォローし、産業情報を自動的に分類し、ライバル製品の情報を追跡するなどができる。つまり、企業はクラウドプラットフォームを通じ、企業或いは製品のネットワークにおける評価をモニタリングし、リスクマネジメントを行うことができる。

自然災害、事故、伝染病、社会安全等の突発的な事件に対し、クラウドコンピューティングプラットフォームは、知能化された緊急事態プラットフォームを提供できる。現在、同プラットフォームの業務範囲は製造業、金融サービス業、ビジネスサービス業等に広がっている。

[JST北京事務所]