[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
未来創造科学部(MSIP)
元記事公開日:
2014/07/17
抄訳記事公開日:
2014/08/11

バイオ未来戦略の策定

本文:

 大統領が議長である国家科学技術諮問会議において,2020年に韓国がバイオ分野の7大強国に跳躍するため,2つの戦略(Two Tracks)と6個の細部課題からなる「バイオ未来戦略」が議論された。概要は次の通り。
1.グローバル市場進出戦略
 ①ニッチ市場先行獲得支援(大型新薬の特許満了に備えたベンチャーの海外進出支援等)
 ②イノベーション市場先導分野育成(幹細胞産業化支援,遺伝子治療開発対象疾患の拡大等)
 ③ICT融合新市場開拓(ICT融合医療・診断新製品の臨床試験のための基盤整備,医療機器の重複規制の改善等)
2.事業家連携基盤拡充
 ④民間主導研究開発の促進(民間が投資を希望する分野を中心に,病院・企業・大学・研究所・規制機関が共同研究)
 ⑤仲介研究の活性化(グローバル水準の研究委託企業(CRO)の育成)
 ⑥バイオビッグデータプラットフォームの構築(省庁横断型バイオビッグデータ集積管理体系の整備等,国務総理を委員長とするバイオ戦略委員会(仮称)の設立)

 

[DW編集局] *本記事は在韓日本大使館の協力を得て作成された。