[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州研究会議(ERC)
元記事公開日:
2014/07/11
抄訳記事公開日:
2014/08/13

欧州研究会議(ERC)が社会学者への助成金を拡大

European Research Council grants hold promises for sociologists

本文:

欧州研究会議(ERC)の2014年7月11日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。

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フランスの著名な社会学者であり、欧州研究会議(ERC)の科学委員会メンバーでもあるMichel Wieviorka教授が、ERCの助成金を受給している研究者とともに、横浜(日本)で開催される第18回国際社会学会(ISA)世界社会学会議に参加する。本会議では、財産の公平な配分や、例えば家族、所得、芸術、文化、マイノリティー、天然資源へのアクセス等に関わる不平等に対して、社会学がどのような役割を果たせるかといった重要な問題が議論される。

2014~2020年にかけて実施されるEUの新しい研究・イノベーションプログラム「Horizon 2020」の下、ERCから25億ユーロを超える研究費が人文社会科学(SH)分野における優れたプロジェクトに対して拡大配付される可能性がある。「Horizon 2020」の開始以降、ERCはEUやEU準加盟国を活動拠点とする日本国籍の研究者に対しても14の助成金、総額にして約2,000万ユーロを付与している。

ISAでは、ERCより助成を受けた学際チームによる研究成果が発表される。

[JSTパリ事務所]