2014年07月12日付の「中国科学報」ネット版は、CAST主催の夏季科学展が開幕し、最新技術が展示されていると報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国科学技術協会（CAST）主催の夏季科学展が7月12日、中国科学技術館で開幕した。中国科学技術協会の責任者によると、夏季科学展は英国王立協会（The Royal Society）の開催経験にならい、各専門分野の学会を展示会に招き、観客にフロンティア・ハイエンドプロジェクトを展示する。

7月12日～18日の1週間にわたるテーマ展において、最新の科学技術成果が一斉に展示されていた。全国の39学会が提供した78プロジェクトから選出された17プロジェクトが、展示会に出展した。宇宙飛行士の宇宙での生活を保障する月面基地生命維持人工密閉生態システム実験装置「月宮1号」、7000m級有人深海潜水艇「蛟竜号」等が展示されている。関連研究チームのメンバーは観客に研究成果を説明し、観客とコミュニケーションを行った。

テーマ展以外、主催側はまた「科学講壇」を開設し、国民が注目する科学問題をめぐって、テーマ展の内容に関連した有名な科学者を招いて特別講演を行う予定である。また、科学技術写真展を開催し、主に科学技術上の出来事、科学技術成果、科学技術人物に関する写真を展示する予定である。

[JST北京事務所]