[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
報道センター
元記事公開日:
2014/07/03
抄訳記事公開日:
2014/08/25

欧州委員会、”Science 2.0”関するパブリック・コンサルテーションを開始

Have your say on the future of science: public consultation on Science 2.0

本文:

欧州委員会は、2014年7月3日に標題のプレスリリースを発表した。以下にその概要を紹介する。
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欧州委員会は、本日、” Science 2.0”に関するパブリック・コンサルテーションを開始した。これは、よりオープンで、データ主導の、市民に焦点を合わせた、研究イノベーションの実施方法の動向を調査するために行われる。

研究者たちは何千もの人々に研究に参加してもらう手段としてデジタルツールを使っている。例えば、インフルエンザの発生をモニターし、流行を予測するために、人々にインフルエンザにかかったことを報告してもらう方法などである。科学者達もまたよりオープンになってきており、研究の初期段階の知見をオンラインで公開し、改善を目指して研究成果を比較・議論したりしている。科学的出版物はだんだんとオンライン上で無料で入手できるようになっている。ある推測によれば、世界中で入手可能なデータの90%がこの2年以内に作り出されたもので、科学的データは年率30%で増加している。

本コンサルテーションを通じて、これらの動向に関する認知度や参加状況を調査すると同時に、欧州の科学・研究の競争力を強化する” Science 2.0”によって生み出された機会についての意見も得ていく予定だ。応募の締め切りは、2014年9月30日である。

本コンサルテーション及びその背景情報については、以下のウェブサイトを参照のこと。
http://ec.europa.eu/research/science-2.0

[DW編集局]