国防企業センター(Centre for Defence Enterprise: CDE、国防省傘下の国防科学技術研究所（Defence Science & Technology Laboratory: dstl）の一部)の2014年8月24日付標記公告によると、CDEテーマ別コンペティションでは革新的な付加製造技術（additive manufacturing technologies）によって今後の軍事機材の顕著な性能向上を可能にする方法を実証するプロジェクトを公募する。本コンペティションでは特に(柔軟性の有無に関わらず)構造体に対して迅速な機能追加が可能な付加製造技術の使用方法の実証を求めている。本コンペティションの総予算は75万ポンドである。

本CDEコンペティションは2段階方式で、第1段階成果物の評価にしたがって有望とされる構想が第2段階のファンディング対象として採択され、それによって当該構想は成熟度を増し、高度の技術的即応能力を持った実証モデルが作成される。

[技術課題]

プロポーザルには次の課題の少なくとも1つを取り上げる必要がある。

・組み込み型センサー
・組み込み型充電可能電源
・集積エレクトロニクス
・これまでにない統合型の迷彩技術またはステルス技術
・特注軍事機材の迅速な作製、変更、適応
・生体系模倣への付加製造技術の活用

[DW編集局]