[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
元記事公開日:
2014/09/12
抄訳記事公開日:
2014/10/09

研究・科学・イノベーション担当委員候補が決定

Commissioner-designate for Research, Science and Innovation awaits European Parliament hearing

本文:

欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年9月12日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ジャン=クロード・ユンカー次期欧州委員会委員長は、同氏が提案する欧州委員候補者と次期欧州委員会の新体制を明らかにした。候補者には、ポルトガルのカルロス・モエダス(Carlos Moedas)氏のほか、26人の新たな委員および欧州連合外務・安全保障政策上級代表(High Representative of the Union for Foreign Policy and Security Policy)が含まれており、10月に欧州議会の承認を経て、各々のポストに就任する予定。

ユンカー次期委員長からモエダス氏に送付された公式の「ミッション・レター」では、「ホライズン2020の下で利用できる革新的な金融手段を結集し、教育、研究およびイノベーションのためのインフラ投資を促す」よう求めている。さらに、「特にホライズン2020においては、応用研究にさらなる力を注ぎ、民間部門、とりわけ中小企業の参加を増大させる」という任務も課している。

今後5年間にわたり、モエダス委員は「ホライズン2020に基づいて資金提供されるプロジェクト間の相乗効果を最大化する」ことを目指すとともに、エネルギー効率向上、低炭素技術およびデジタル技術に関する各種プロジェクトを通じてデジタル単一市場(Digital Single Market)および欧州エネルギー連合(European Energy Union)に対する欧州委員会の優先事項を実現するべく支援していく。

[JSTパリ事務所]