[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
元記事公開日:
2014/09/23
抄訳記事公開日:
2014/10/10

155社の中小企業に50,000ユーロを供与

155 SMEs awarded EUR 50 000 to explore feasibility of business ideas

本文:

欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年9月23日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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欧州委員会による30億ユーロ規模の新しい中小企業向け支援プログラム(SME Instrument)の助成対象として、最初に選抜された中小企業155社のリストが公開された。

ホライズン2020のもと開始されたこの中小企業支援プログラムは、特に国際展開に意欲があり、強力かつ斬新なビジネス・アイデアの市場への導入を目指す革新的な単独の中小企業またはそのグループのために創設されている。第1回の公募には、合計2,662件の応募があり、評価基準に適合した317件のうち155件が今回の助成対象に選ばれた。

この支援プログラムは、ビジネス・アイデアの構想と計画立案を取り扱う3つのフェーズを通じて、ビジネス・イノベーションのサイクル全体を支援する。今回50,000ユーロを受領する中小企業は、プログラムの第1フェーズ(概念実証)の枠組みにおいて資金提供を受ける。各社はこの資金を用いてノベーション・プロジェクトの開発に向けた自社の新しいアイデアの科学的・技術的フィージビリティー、および製品化可能性を調査する。フェーズ終了後、これらの企業はプロジェクトの第2フェーズに参加する。第2フェーズ(開発・実証)では、ビジネス・アイデアを市場投入の準備が整った製品やサービス、プロセスに発展させるため、50万ユーロ~250万ユーロに上る金銭的支援が見込まれている。第3フェーズ(市場参入)は助成対象ではないが、市場参入を成功させるべく、EUから追加的な支援が提供される。プログラムの参加企業はまた、ビジネス・イノベーションについてのコーチングをプロジェクトの期間中に申請することも可能。

[JSTパリ事務所]