[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/08/19
抄訳記事公開日:
2014/10/22

習近平国家主席、入試システムの改革を深化し、教育の公平を促進

习近平:深化考试招生制度改革 促进教育公平

本文:

2014年08月19日付の「中国科学報」ネット版は、習近平国家主席が入試システムの改革を深化し、教育の公平を促進すると発表したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は18日、2つの会議に参加し、改革事項を発表した。習近平主席は19日午前、全面的に改革を深化させる中央指導グループのトップリーダー(座長)として会議を主宰し、ここから7年の改革「ロードマップ」を発表し、国営企業の所得、入試システムの改革等の問題を提起した。午後、習近平主席は中央財政経済指導グループのトップリーダーとして会議を主宰し、イノベーション駆動型発展戦略の実施を検討し、中国経済成長の原動力を発掘した。

習主席は、「入試システムは国家の基本教育制度である。全体から見れば、我が国の入システムは中国の国情に合致しているが、同時に問題もある。改革の深化によって、教育の公平を促進し、人材の選抜水準を引き上げなければならない。入試システムの改革を深めるには、次のような全体目標がある。分類試験、総合評価、多元採用という入試モデルを形成し、公平を促し、科学的に人材を選抜し、厳正な監視体制を構成し、各級各類教育のつながりを構築し、多様な学習成果を認める生涯学習制度を形成する」と表明した。

北京大学の于長江教授は、「入試システムの改革案は、過去10年以上にわたり、教育界が中国の入試システムに対する反省・批評を生かした成果である。学生募集制度の多元化を図ることがとても大切で、大学一般教育と職業教育を平等に取り扱うべきである」と語った。

[JST北京事務所]