[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2014/10/03
抄訳記事公開日:
2014/10/24

2015年予算案: 高等教育・研究予算は上昇

PLF 2015 : budget en hausse pour l'Enseignement supérieur et la Recherche

本文:

国民教育・高等教育・研究省の2014年10月3日標記報道発表では同省全体の2015年予算の伸びを伝えているが、その中で高等教育・研究関係の2015年総予算は230.5億ユーロで前年比4500万ユーロの増(+0.16%)。2012年からは6億ユーロの伸びとなっている。以下は2015年予算において研究に割り当てられる予算の状況を特に抽出して、その概要を記した。

1) 研究に特化した2015年予算は総額77.6億ユーロ(6百万ユーロの増)が見込まれている

・研究実施機関の運用予算は2015年は57.8億ユーロで、定常化の範囲にあり前年比(-0.07%)でもほとんど変わらない。
・国立研究機構(ANR)が仲介する予算は490万ユーロの伸びで、総額で5億8千万ユーロになる。
・国立宇宙研究センター(CNES)および原子力・代替エネルギー庁(CEA)向けの予算は、2015年は10.9億ユーロである。これらの機関の中期計画を尊重し、これら機関がフランス代表として参画する国際プロジェクトの資金支援を可能にする措置が2015年も継続される。

2) 上記予算と併行して、研究は「将来への投資」プログラム(PIA)の筆頭受益者である
したがって、2015年は11億ユーロが研究・高等教育省際ミッション(MIRES)のPIA1(第1次将来への投資プログラム)の名目で支出され、これは2014年と同額である。研究に22億ユーロが割り当てられているPIA2(第2次将来への投資プログラム)の下での最初のプロジェクト公募は、2015年に開始される。

[DW編集局+JSTパリ事務所]