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国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2014/09/12
抄訳記事公開日:
2014/10/31

科学・技術分野のパートナーシップ強化を目的としたNewton Fundの設立

UK–SA Launch Newton Fund for Science and Technology Partnership

本文:

南アフリカ国立研究財団(NRF)の2014年9月12日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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英国と南アフリカは、共和国議会の場で、科学・技術分野における協力を対象としたNewton Fundを立ち上げた。この英-南ア間のNewton Fundは、両国からの出資金をまとめ、科学・技術イノベーションを支援し、南アフリカ、さらには広くサブサハラ・アフリカ全域の社会経済的発展を促すきっかけを創出するもの。両国はこのイニシアティブにおいて、他のアフリカ諸国との緊密な連携を積極的に求めていくとしている。

英国と南アフリカは、Newton Fundに基づき、毎年最大で1億4,000万ランド(1,000万ユーロ)の資金を共同拠出することを約束している。拠出資金には、非政府組織と民間部門からの提供分も含まれる。Newton Fundは、地域に活動の足跡を確実に残すことを目指し、公衆衛生や環境、食糧安全保障、科学・技術分野での能力開発などテーマ別分野におけるプロジェクトを支援する。その最終的な目標は、雇用創出と成長を促す研究活動を奨励することである。また「ビッグ・データ」にも特に重点が置かれることになっている。英国のジェームズ・ダドリッジ(James Duddridge)アフリカ担当大臣と南アフリカのナレディ・パンドール(Naledi Pandor)科学技術大臣は9月9日、ケープタウンで行われた基金開設の場で、プログラムに関する当初3年間の覚書に署名した。

このパートナーシップは、ポスドクを対象としたフェローシップ、研究者のモビリティ推進のための助成金、博士号のための研修、および社会科学分野における戦略的プログラムなどの形態をとる。

[JSTパリ事務所]