[本文]

国・地域名:
ノルウェー
元記事の言語:
英語
公開機関:
ノルウェー研究会議
元記事公開日:
2014/10/23
抄訳記事公開日:
2014/11/25

2014年ノルウェー科学技術指標報告書を発表

More and better Norwegian research

本文:

ノルウェー研究会議の2014年10月23日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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今年のノルウェー科学技術指標報告書(Report on Science and Technology Indicators for Norway)が発表され、指標の大半がプラスの方向を指していることが示されている。例えば、ノルウェーの研究者は前年よりも多くの論文を発表しており、その引用数も増加し、博士号を目指す人数も増えている。さらに、ノルウェーには種々の分野で世界をリードする研究グループが複数存在している。

ノルウェー研究会議は毎年、北欧イノベーション・リサーチ・教育研究所(NIFU)およびノルウェー中央統計局との協働により、この指標報告書を発表している。2014年の報告書によると、昨年の全世界の研究開発費のうち29%を米国が占めたという。また、数年前には統計に載ることがほとんどなかった中国が、2013年には19%を占め、今や他のどの国よりも多い研究者を抱えているという。日本の研究開発費の割合は10%であった。

報告書からは非常にはっきりとした傾向が見て取れる。つまり、全世界の研究開発費に占める米国と欧州の割合が減少する一方で、アジア諸国のシェアが拡大の一途をたどっている。データによれば、アフリカを含むその他の地域のシェアは横ばいとなっている。

ノルウェーについては、昨年の世界全体の研究開発費に占める割合は0.62%となった。ノルウェーはGDPの1.6%を研究開発費に充てており、世界で25位にランクされている。

[JSTパリ事務所]