科技日報は9月12日付で、最近出版の「ネイチャー」誌がオーストラリアの研究者の投稿を掲載して、中国の省エネ・排出削減のモデルが気候変動への対応に効果が高いとして、同モデルの他国への展開を呼びかけていると報じた。本記事でその概要をまとめる。

同文章はMacquarie Universityのジョン マシュウズ氏とNewcastle Universityの譚浩氏に共著されたものである。両氏は、中国は水力や風力、太陽エネルギーに関する技術市場の開発を刺激することを通じて、気候変動への対応において、他のいかなる国よりも貢献していると評価した一方、一部の国が代替用の化石エネルギー探りや中国製太陽光パネルに対する高額な輸入税追及等、効率性の欠いたエネルギー政策上で工夫する姿勢に対して質疑を示唆した。

また両氏は文章において、気候とエネルギーを検討するに際、CO2の排出削減のみならず、再生可能なエネルギーをエネルギー安全の一要素として見なすなどの新しい視点を導入する必要があるとも主張した。

[JST北京事務所]