[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家科学技術会議(NSTC)
元記事公開日:
2014/09/30
抄訳記事公開日:
2014/11/27

連邦政府安全保障研究施設・研究基盤の近代化・活性化目標の提言

Recommended Goals to Modernize and Revitalize Federal Security Laboratory Facilities and Infrastructure

本文:

2014年9月、国家科学技術会議(NSTC)はNSTC国土・国家安全保障委員会(CHNS)が作成した標記文書を公表した。連邦政府の研究施設・研究基盤(F&I)は、国家・国土の安全保障任務を遂行するのに要求される研究・開発、試験、評価(RDT&E)の実行に必要な資産を提供する。このF&I資産は、科学技術の進歩のみならず研究者の能力開発や教育にも役立つ。国家安全保障F&Iは、いわゆる研究室、スレッド試験コース、風洞から、兵器システムのRDT&Eを支える大規模で高度に複雑な機器を備えた野外射撃場にまで及ぶ。

連邦政府の研究F&Iの重要性を認識した上で、NTSC/CHNSは省庁間の連邦政府安全保障研究施設・研究基盤ワーキンググループを設置して、連邦の研究所、研究センター、関係機関等(連邦研究機関)における国家安全保障F&Iを維持・変更する場合の共通の課題を検討した。
その結果、ワーキンググループは省庁間調整の改善、企画、投資、広報、国家安全保障F&Iの評価を通じて、国家安全保障F&I事業を支援するため、次の6つの目標を立てた。

1) 国家安全保障F&Iの調整を可能にし支援する目的で、省庁間グループを設置する
2) 国家安全保障F&Iの状況、効果等を精確に把握する測定法、プロセス、ツールを採用し改良する
3) 国家安全保障F&Iのオンライン目録を作成し、連邦政府の他の資源や機能と連携した共同利用の価値や機会を効果的に広報する
4) 技術的な優先順位と必要なF&Iがより適切に繋がるように、国家安全保障科学技術戦略にF&Iの優先順位を明確に示す
5) 連邦政府全体の過去の経験から得た教訓に基づき、省庁間での国家安全保障F&I提携の優良事例の展開を促進する
6) 国家安全保障F&Iのファンディングに対する現行の法制上規制上の障壁に対処する

[DW編集局]