[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2014/10/22
抄訳記事公開日:
2014/12/17

NIH、生物医学研究に従事可能な人口の多様化促進に3100万ドルの助成

NIH awards ~$31 million to enhance diversity in the biomedical  research workforce

本文:

2014年10月22日、国立衛生研究所(NIH)はこのほど、生物医学であまり表に出ていない経歴を持った研究者らも引き入れて、NIHの助成対象の研究戦力として育成する新たな方式を展開するべく、2014年度助成金で約3100万ドルの助成を発表した。この助成は、各個人の生物医学研究職の開始・継続を奨励する方式の開発・改良・評価を行う全米コンソーシアムの設立において、50名以上の対象者の助成対象・参加組織を支援する5カ年計画の一環である。NIH共有基金(Common Fund)およびNIHの27の研究機関・研究センターの支援を受けて、NIH助成対象研究人口多様化促進プログラムの3つのイニシアティブの一環として12件の助成が行われる。

上記3つのイニシアティブは次のとおりであるが、これらが一体となって研究人口多様化プログラムのコンソーシアムを形成する。

・研究人口多様化につながる基盤構造の構築(BUILD)
「BUILD」は、多様な経歴の学生を生物医学研究の戦力として引き入れ、将来NIHの助成対象研究事業に貢献する研究者になるよう奨励する方策を経験的に修得するべく、考案された一連の実験的訓練の助成である。BUILD助成対象者10名が複数の提携研究機関と共に作業する。

・全米研究指導ネットワーク(NRMN)
「NRMN」はNIHのミッションに関連するあらゆる分野にまたがる指導者の全米規模のネットワークである。

・統括・評価センター(CEC)
「CEC」はコンソーシアム全体の活動を統括し、「BUILD」や「NRMN」が開発した訓練・指導方式の効率性を評価する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]