[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/12/02
抄訳記事公開日:
2014/12/19

アフリカの感染症に対する共同戦線

Gemeinsam gegen Infektionskrankheiten in Afrika

本文:

第二次EDCTP(European and Developing Countries Clinical Trials Partnership)プログラムのスタートにあたってシュッテ連邦教育研究省(BMBF)次官は、喫緊の健康問題に対する国際協力の重要性を指摘。これに関してBMBFは概略下記のような王道発表を行った。

ケープタウン(南ア)での第二次EDCTPプログラム会合において、BMBFのシュッテ次官は「貧困に起因する感染症との戦いは、当事国との協力によってのみ可能である。この点、EUのEDCTPプログラムは、関係する研究機関の集中的な活動によって、同分野の草分けとして知られている」とその重要性を指摘。

EDCPTプログラムは、貧困に起因する、これまで顧みられなかった感染症との戦いに関して、特にサブサハラ地域におけるエイズ/HIV、マラリア、肺結核に焦点を当てている。あらゆるフェーズの臨床研究並びに、ドイツの研究者と欧州およびアフリカの関係諸機関とのネットワーク化に重点を置いている。アフリカや、世界の他の諸国における健康状態改善のため、ドイツ連邦政府はこの枠組みの中で10年間に1億 1,000万ユーロを投資する。欧州委員会、加盟国、民間財団、アフリカの当事国は合計で19億ユーロ強を用意する。

EDCTPによりアフリカ15か国と持続的かつ信頼に満ちたパートナーシップが構築されている。この研究は途上国におけるHIV、結核、マラリアなどの感染症治療を大きく前進させた。

[DW編集局]