[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立宇宙研究センター(CNES)
元記事公開日:
2014/12/01
抄訳記事公開日:
2014/12/22

神経を保護する役割のナノ医薬

Un nanomédicament au rôle neuroprotecteur

本文:

国立科学研究センター(CNRS)の2014年12月1日標記報道発表の概要は以下のとおり。

神経を保護する役割のナノ医薬を、ガリアン研究所(パリ大学・南校/CNRS)のパトリック・クーヴレール氏のチームが、ハジェテペ大学(トルコ、アンカラ)のチームとの協力により特定した。このナノ医薬は、アデノシン(神経反応能を有する分子)をスクアレン(生体適合性のある天然の脂質)と結合させることにより実現したもので、超分子集合によりナノ粒子の実現が可能となった。

このナノ医薬が神経を保護する役割を有することは、マウスの脳虚血モデルにおいて、およびラットの脊髄の外傷性傷害から実証されている。

本研究成果はこのほど「Nature Nanotechnology」誌のオンラインサイトに掲載された。

[DW編集局+JSTパリ事務所]