[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2014/11/06
抄訳記事公開日:
2014/12/24

エネルギー省、ガス化研究に新規投資を発表

Energy Department Announces New Investments in Gasification Research

本文:

2014年11月6日付のエネルギー省(DOE)の標記ニュース記事によれば、政府の全項目エネルギーアプローチの一環として、DOEはこのほど、温室効果ガスの排出削減も含む次世代ガス化システムに対するファンディングを受ける4件のプロジェクトを採択した。助成対象プロジェクトは約1600万ドルの助成を受けて、石炭のような炭素系物質を電力、化学製品、水素、輸送用燃料用に利用可能な合成ガスに変換するガス化プロセスの前進を図る。

ガス化プラントは従来の石炭燃焼プラントより発電効率や環境効果がより大きくなる可能性があり、石炭ガス化複合発電(IGCC)による先進的発電プラントおよび二酸化炭素の90%を回収する共同製造プラントの基盤として役立つ。助成対象のプロジェクトでは、化石燃料から水素を豊富に含む合成ガス生産の大幅なコスト削減を可能にし、石炭資源を米国の経済競争力向上と地球環境に利益をもたらすことの両方に使用可能となる技術開発に重点を置く。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]