[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/11/16
抄訳記事公開日:
2015/01/09

「イノベーション・チャイナ」シンクタンクの創立

创新中国智库成立 首批80名专家受聘

本文:

2014年11月16日付の「中国科学報」ネット版は、「『イノベーション・チャイナ』シンクタンクが創立され、80名の院士が招聘を受けた」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国科学報の発起によって、中国科学技術発展戦略研究院、農業部農村経済研究センター、中国社会科学院工業経済研究所、北京大学経済学院、首都経済貿易大学等が共同でイノベーションチャイナというシンクタンクを11月16日に北京で創立した。同シンクタンクは、自然科学、エンジニアリング及び人文社会科学等の色々な領域を含め、資源の統合を通して、新型のシンクタンクのプラットフォームの構築に努力している。王志珍院士が主席の役を務め、80名の院士及び学者が初の専門家として招聘された。

中国科学報が創立した理由は、中国科学院、中国工程院等の知名研究機関をバックにし、幅広い自然科学とエンジニアリングのトップレベル人材資源を擁するからである。

招聘された80名の専門家の多くは院士や経済、金融領域等の有名な学者である。この統合は、国内シンクタンクの研究領域の壁を打ち破って、分野融合によって多様なニーズに答えられるメリットがある。同シンクタンクは、政府、研究開発型企業、金融機関等のために新しいプラットフォームを構築し、総合的なコンサルティングサービスを提供する。同時に、同シンクタンクは、定期的に研究成果とコンサルティングの事例を公開・出版する。

招聘された郭華東院士は、「当シンクタンクは、プラットフォームとして、社会需要のために、各界と密接な連絡を持って、イノベーション型の国家の建設に知的な支援をする」と語った。

現在、9のイノベーション経験豊富な地方政府、サイエンスパークと企業が、同シンクタンクと契約を結び、調査研究の対象として、コンサルティングサービスを受ける予定である。

「JST北京事務所