[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/12/19
抄訳記事公開日:
2015/01/14

基本法改正 連邦政府の大学への助成拡大に期待

Beste Aussichten für Hochschulen und Studierende

本文:

連邦参議院が満場一致でドイツの憲法である基本法の改正を承認。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

ドイツの大学は新しい時代を迎える。連邦参議院が満場一致で基本法第91条b項の改正を承認したことは、連邦及び州にとってアカデミアとの新しい協力の可能性を開くものである。

ヴァンカBMBF大臣は「基本法の改正により、ドイツの大学に最高の明るい見通しを開くことになる。連邦と州が持続的に協力し、戦略的に計画を立てることができ、連邦と州、大学と学生のためのwin-winを迎えることになる」と発言。

基本法第91条b項の改正によって、大学にプラスとなる長期的な協力が可能になる。連邦と州は、地域の境界を越えた重要性のあるケースについて、科学、研究、教育の助成において取り決めを結び協力することができるようになる。これまでは、連邦は期限プロジェクトのみで大学を支援することしかできなかった。今後、連邦と州は大学を大学外研究機関と同様に制度的に助成することができる。連邦政府は将来、州と協力して新しい、長期的な措置を展開することができる。基本法による制約で期間を制限してきたエクセレンス・イニシアチブのような大学支援プログラムも、より長期に渡って行うことができる。

ヴァンカBMBF大臣は「基本法の改正と奨学金法改正により、連邦政府は既に第3期メルケル政権初年度に大学と学生のために重要なレールを敷いた」と語った。

[DW編集局]