スイス国立科学財団（SNSF)の2014年12月18日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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スイス国立科学財団（SNSF）は、スイスおよびドイツの一部の学術出版社と共同で試験プロジェクト「OAPEN-CH」を開始する。目的は、オープンアクセス出版に関する知識を拡げ、この形式による刊行物の利用と製作費用に関するデータを収集することである。

SNSFは、2014年7月1日付で出版に対する資金提供方法を一新しており、現在は、初版刊行から遅くとも24ヶ月が経過した後は自由にアクセスできるようになる電子書籍の出版に資金を提供している。研究者は、電子版と並行して印刷版で書籍を出版することも可能。

「OAPEN-CH」は、SNSFとオープンアクセス出版に関心のある出版社、並びに出版プロセスに関与するその他の当事者（著者、図書館、大学リポジトリなど）が得た知識を共有する機会となることを意図している。この試験プロジェクトの狙いは、オープンアクセス出版とその利点に対する理解を深め、その受け入れの拡大に貢献することである。

[JSTパリ事務所]