2014年10月28日付の「中国科学報」ネット版は、「中国が世界トップレベルの強磁場の実験装置を建設した」と報じた、本記事ではその概要をまとめる。

先日、重大な科学技術インフラのプロジェクトである強磁場実験装置は、国の評価に合格し、華中科学技術大学が世界トップレベルの強磁場実験装置を有することになった。

強磁場、超低温、超高圧は、現代の科学技術実験の最も重要な条件の一つである。強磁場技術は重要な技術で、物性物理、材料、磁気学、化学、ライフサイエンス、医学などのいろいろな領域において理想的な研究のプラットホームを提供できる。

評価委員会によると、当実験装置は優れた性能を持ち、国際的にトップレベルのパルス強磁場の実験装置の一つになる。評価委員会は、実験装置の製造機関が装置の優位性を十分に発揮し、広い範囲の共有と人材の育成効果、将来的には世界一流の科学研究の拠点になることが期待されると語っている。

[JST北京事務所]