[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
原子力・代替エネルギー庁(CEA)
元記事公開日:
2015/01/06
抄訳記事公開日:
2015/02/06

CNESとCEA、新規の研究枠組協定を締結

Le CNES et le CEA signent un nouvel accord cadre de recherche

本文:

原子力・代替エネルギー庁(CEA)の2015年1月6日標記報道発表の概要は以下のとおり。

ジャン=イブ・ルガル国立宇宙研究センター(CNES)理事長とベルナール・ビゴーCEA長官はこのほど、両者の科学技術協力の強化を目的とした研究枠組協定に調印した。本協定は5年間で、2004年6月に締結された第1次協定を引き継ぐものであり、両機関が天体物理学の領域で50年以上前から密接に行っている継続的な協力の一環である。これまでの協力では宇宙望遠鏡「HERSCHEL」などの重要な成果があり、様々なレベルで天体物理学の主要ミッションに関与している。

新協定によってカバーされる研究の重点領域には、天体物理学のほか気候・環境の科学、流体物理学、放射線生物学、生命の科学も関係する。それと併行してCNESとCEAは、ナノテクノロジー、低温工学、オプトエレクトロニクス、新材料、モデル化など共通の関心領域である約20件の技術テーマを特定した。

上記技術の一体化を促進する目的でCEAは、特に元々民生用に考案された開発の宇宙利用の条件を検討し、かつCNESに対して研究開発共通基盤の優先的利用の便宜を供与する提案をしている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]