[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/01/19
抄訳記事公開日:
2015/02/19

北京で科学技術成果移転促進基金を設立

北京成立科技成果转化引导基金

本文:

2015年1月19日付の「中国科学報」ネット版は、「北京で科学技術成果移転促進基金を設立した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

1月16日、北京市科学技術委員会と北京市金融局は共同で「北京市国家科学技術成果移転促進基金の業務推進会議」を開催し、社会資源の活用を通して科学技術成果移転の投入を拡大し、更に科学技術成果の資本化と産業化を目指している。

科学技術部(MOST)と財政部が共同設立した国家科学技術成果移転の創業投資促進基金が2014年9月に正式始動した。北京市は、科学技術金融政策と資源を統一的に案配することによって、科学技術成果移転促進基金を設立し、国家科学技術成果移転促進基金と連動させる。

最近になって、北京市科学技術委員会は無償援助、手形貸し付け、リスク補償、株式投資、資本注入等の施策を通じて、「科学技術金融の総合的なサービスプラットフォーム」を構築し、首都特色と一致する科学技術金融の業務モデルを探求している。

紹介によると、北京市科学技術委員会は金融等の手段を通じて、更に科学技術資源の適正配分を推し進める。例えば、「人民銀行営業管理部と共同実施した『科学技術貸付のリスク補償資金』政策。首都科学技術ビッグデータプラットフォームの構築。一万余りのハイテク企業、科学技術成果移転のプロジェクト及び毎年形成される1700余りの科学技術プロジェクトの情報を社会に向け公布する」とのこと。

[JST北京事務所]