[本文]

国・地域名:
ロシア
元記事の言語:
英語
公開機関:
ロシア連邦政府
元記事公開日:
2015/01/26
抄訳記事公開日:
2015/03/09

民間航空機の開発

The development of civil aviation

本文:

ロシア連邦政府ニュースサイトの2015年1月26日標記記事ではメドヴェージェフ首相の副首相らとの会議録の一部を抜粋して掲載している。概要は以下のとおり。

メドヴェージェフ首相は、「わが国の航空産業界が市場の需要がある新たなモデルを開発中であることに関心を抱いている。スホーイ・スーパージェットおよび新しい中距離航空機MS-21のシリーズに我々は期待している」と述べてMS-21プログラムの現状の説明を求めた。

ロゴジン副首相は、上記質問に答えて次のように説明した。
「MS-21プログラムは、主として130~230人の乗客(いくつかオプションがある)を輸送できる部類の航空機に関するものである。現在非常に競争力のある航空機を開発中であるが、かなり軽量(複合材料や新合金を使用)で、運用コストは同カテゴリーのエアバス社やボーイング社の航空機より約13~15%安くなる。数日前に180人の乗客収容能力を持つ最初のMS-21機体が組み立てられた。2016年4月~2016年半ばにかけて初回飛行を実施する計画である。

本航空機が使用するエンジンは2種類あり、外国市場向けにはPratt&Whitneyエンジン・オプションを提供する。同時にPD-14エンジンがペルミで開発されるので、これをロシア市場向けに出す。

56~64人の乗客収容能力を持つより小型の機種でも開発を進めている。これは以前タシケントで製造されたI1-114型機の大幅変更になる。この機種向けのエンジンとしてTV7-117STがあり、2018年までには当該機のシリーズ生産に持ち込む計画である。この航空機は荒地に着陸が可能である。」

[DW編集局]