欧州委員会は、2015年3月20日に標題のプレスリリースを発表した。以下にその概要を紹介する。
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ウクライナの研究者・事業者・イノベーターたちは、ただ今より、EU加盟国やその他連携国と同一条件で、研究イノベーションのための助成プログラムである”Horizon 2020”に全面的に参加することができることとなった。これは、本日ウクライナ・EU双方の代表者により署名された「ウクライナのHorizon 2020への提携合意書」によるものだ。

本協定により、ウクライナの研究機関・大学・事業者は、基礎研究から市場近くの活動までの研究・イノベーションのバリューチェーン全域にわたる幅広い新しい機会を得られる。例えば、ウクライナは、欧州研究会議（ERC）の助成金を活用して、革新的な中小企業に対する資金援助の申請をすることができるようになる。

本協定の発効期間は、2015年度〜2020年度である。

＜背景＞
ウクライナは、旧プログラムのFP7において、最も成果を上げたトップ10の第三国の一つであり、274件のプロジェクトに参加した。その上位5つの重点領域は、環境、交通、ナノサイエンス・ナノテクノロジー・素材・新生産技術、食糧・農業・漁業・バイオテクノロジー、宇宙であった。

DW編集局