[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/04/11
抄訳記事公開日:
2015/05/15

中国、海南省に地球観測重点実験室を設立

海南建地球观测重点实验室:南部遥感数据实时获取

本文:

2015年4月11日付の「中国科学報」ネット版は、「中国政府は海南省に地球観測重点実験室を設立」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

海南省地球観測重点実験室が4月10日、海南省三亜市で正式にオープンし、中国の地球観測衛星システムの能力を向上させ、中国の南部地域におけるリモートセンシングデータをリアルタイムに把握出来るようになった。

同実験室は中国科学院三亜リモートセンシング研究所と中国科学院リモートセンシング·デジタル地球研究所(本部は北京)の研究資源·研究者によって設立され、熱帯·亜熱帯地理空間情報の取得と応用を基本的な研究方向として、海南国際観光島、デジタル海南、資源・環境、災害予測、海洋科学分野の科学研究を総合的に展開し、海南省及び隣接地域の経済・社会の発展に情報と支援策を提供する。同時に、ASEAN諸国に向け、災害予測、リモートセンシング技術の応用及びデータ共有において、国際協力を行う。

同実験室は中国科学院リモートセンシング·デジタル地球研究所の三亜産業パークにある研究施設に設置されている。パーク内の三亜衛星受信ステーションが中国の地理空間情報の基幹施設である地球観測衛星データ全国受信網の重要な一部である。三亜衛星通信ステーションは直径12メートルアンテナデータ受信システム、遠距離ファイバーデータ送受信システム等を備えている。これによって中国の地球観測衛星データ受信能力が南部領海まで拡大し、中国の南海及び周辺地域において、長年にわたるリモートセンシング衛星データの欠如状況が解決され、中国の民用地球観測データの空白が埋められた。

現在、同実験室は中国の環境·災害観測衛星、中国·ブラジル地球資源衛星、資源三号衛星、実践九号衛星、高分一号衛星など10数基の衛星データを受信している。

[JST北京事務所]