[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2015/04/15
抄訳記事公開日:
2015/05/01

ドイツのデジタル・フューチャーは国のジオデータによって確保

Zypries: Digitale Zukunft Deutschlands sichern durch staatliche Geodaten

本文:

ツュープリス連邦経済エネルギー省政務次官が「ジオビジネス会議(GeoBusinessCONGRESS)」の開会を宣言。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略以下のような報道発表を行った。

ツュープリスBMWi政務次官は「ジオデータのデジタル世界‐経済的なチャンスを見極め、活用する(GeoBusinessCONGRESS)」を開会した。同会議においては約180名の参加者が国のジオデータの経済的ポテンシャルについて意見を交換する。

ツュープリス次官談は、「国のジオデータはドイツ経済にとって重要なイノベーション促進手段である。現在既にジオデータが産業のプロセス・チェーンのネットワークにおいて広く利用されている。また個人的にもこれを日常的に利用している。例えばスマートフォンのナビゲーションあるいは博物館、買い物、医者等の検索がそれである。しかしながらジオビジネスのチャンスはまだ十分に明確になっていない。このためジオデータの多様な応用分野を更に明らかにし、それらを結び付けていかなければならない。その経済への利用性はドイツのデジタルの未来にとって決定的な役割を果たすものである」

会議では専門家がジオデータの応用分野を明確にし、参加者に何故ジオデータが重要であり、如何にしてそれを企業のために有効に利用できるのかを説明する。これによって知識が単に理論に留まらないようにするため、成功したスタートアップ会社及び企業がそのジオデータによるビジネスモデルを紹介する。同会議は連邦経済エネルギー省がジオインフォメーションビジネス委員会(GIW委員会)と共に創設したものである。同委員会は、国のジオデータを経済のために簡単、迅速、安全に利用できるようにするため尽力し、その活動によってドイツにおけるジオデータ市場を活性化するためのパルスを与えるものである。

[DW編集局]