[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立海洋開発研究所(IFREMER)
元記事公開日:
2015/04/14
抄訳記事公開日:
2015/05/08

IFREMER(仏)と水産総合研究センター(日)との協力強化

L’Ifremer et l’Agence Japonaise de Recherche des Pêches renforcent leur coopération

本文:

国立海洋開発研究所(IFREMER)の2015年4月14日標記報道発表の概要は以下のとおり。

IFREMERと日本の水産総合研究センター(FRA)は2015年4月14日、共同のプロジェクトや研究プログラムの設立、研究者交流、人材や情報の交換を通じて相互協力の強化を図るための覚書に調印した。

現段階ですでに複数の主要な協力分野が特定されている。それらは沿岸生態系の総合的管理、貝類・海生軟体動物、水産養殖システム、水生動物の疾患、水産海洋学、海洋ゲノム、有毒微細藻類、混獲やバイオロギングについての研究などである。

IFREMERとFRAは2006年以降、海生軟体動物の疾患などの一部の研究テーマについて定期的に交流を行っている。

なお、日本は世界最大の漁獲高および消費国の一つで、2012年度には280万トンの魚類を含む総額420万トンに上る水産物を輸入している。金額ベースでは180億ドルと米国と並んで世界最大の輸入国である。一方、フランスは世界で5番目の輸入国(2012年度60億ドル)となっており、地域別でもEUは2012年度に260億ドルと最大の輸入地域となっている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]