[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
全米工学アカデミー(NAE)
元記事公開日:
2015/03/23
抄訳記事公開日:
2015/05/15

主要な課題に対処するため、米国の工学系学校で20,000名の学生を教育

U.S. Engineering Schools to Educate 20,000 Students to Meet Grand Challenges

本文:

2015年3月23日付けの全米工学アカデミー(NAE)による報道発表の概要は以下のとおりである。

ホワイトハウスの米国のイノベーションに向けた戦略、NAEの工学における主要課題、国連のミレニアム開発目標などのイニシアティブを通じて特定される「主要な課題」には、より優れた医薬の設計、太陽エネルギーのコスト競争力の向上、サイバー空間のセキュリティ確保、より多くの個人により良い教育を提供する個別化学習ツールの高度化など、複雑ではあるが不可欠な目標が包含される。

このほど標記の次世代技術者教育を表明した122校は各々、特に上記のような大規模な課題の解決方法を導く備えのある学生を毎年20名以上世に出すことを約束している。今後10年間に「主要課題挑戦技術者」として公式に認定される20,000名強の育成を目標とする。

「主要課題挑戦技術者」は各教育機関において次の5つの要素を統合した特別プログラムを通して養成される。

1) 主要課題に関係する実践的研究または設計プロジェクト
2) 依頼者と指導者が同席する現実世界の学際的体験的学習
3) 起業家精神・イノベーションの体験
4) グローバルかつ異文化間の視点
5) サービス・ラーニング

[DW編集局+JSTワシントン事務所]