[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
報道センター
元記事公開日:
2015/04/13
抄訳記事公開日:
2015/05/18

EU、中東諸国と科学外交を通じて架け橋築く

EU and Middle-East Building Bridges through Science Diplomacy

本文:

欧州委員会は、2015年4月13日に標題の記事を発表した。以下にその概要を紹介する。
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研究科学イノベーション担当欧州委員会委員のMoedas氏は、本日、科学外交を通じた中東との協力関係を強化する新しい一歩を踏み出した。同氏は、研究イノベーションを通じて国家間の架け橋を構築しようとするEUの姿勢を表明するために、「科学外交を通じて共通の課題に取り組む:EUと中東の地域協力を事例に」というトップ会談に参加した。また、ヨルダン・アランにある”中東における実験科学及び応用のための放射光国際センター(SESAME)を訪問した。SESAMEは、2003年にユネスコの賛助のもとで設立されたユニークな国際機関であり、東地中海湾岸諸国の科学・技術力を高めて、広範囲の中東地域に協力と平和の文化を構築することを目的としている。

これらの取り組みは、EU・ヨルダン関係を強化し、欧州近隣外交政策の重要なパートナーとしてのヨルダンの役割を裏付け・支持することを意味している。

Moedas氏は、次のようにコメントしている:
「中東パートナーとの研究イノベーション分野での協力は、EUにとって優先課題です。SESAMEは、いかに科学・研究が多様な国々を結びつけうるかを示す強力な事例です。SESAMEを主宰することで地域的科学外交に取り組むヨルダンの積極的な姿勢は、非常に価値があります。私は、EUが満場一致でSESAMEのオブザーバーに就任できたことも嬉しく思います。」

[DW編集局]