[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国科学振興協会(AAAS)
元記事公開日:
2015/04/03
抄訳記事公開日:
2015/05/28

米国科学振興協会 (AAAS) 新CEOラッシュ・ホルト (Rush Holt)、全ての人 が科学者的思考をする事を望む

Rush Holt Wants Everyone to Think Like a Scientist

本文:

米国科学振興協会の新CEOは「皆がその真価を認めるかは別として、我々は科学中心の国に暮らしている」と指摘する。

AAASの新CEOラッシュ・ホルト氏 (Rush Holt) は、Science誌とその系列誌の出版執行役員 (executive publisher) でもあり、ニュージャージー州第12地区選出の米国下院議員を16年間勤めた。

物理学者、教育者、政策立案者そしてAAASのリーダーでもあるホルト氏はしばしば、全ての人が科学者的思考を持つ事で、より良き問題解決者と成り得ると発言している。科学的思考の人はイデオロギーとエビデンスを分ける事が可能で、取るべき行動を評価する際目先の利益を優先しがちな我々が陥り易い心の盲点に気付きやすいとしている。ホルト氏によると、一般に健全な公共政策並びに良き意思決定を行うに当たって、科学的根拠に基いた決定、先入観を持たない開かれた精神と、仕事内容の第三者によるチェックを歓迎する事は必須である。

ホルト氏は米下院議員として気候変動、市民的自由、環境保護及び研究開発、並びに科学教育に対する支援などの数々の科学並びに技術関連の問題について、強い姿勢で臨んだ。ホルト氏はそのキャリアにおいて、政治とアカデミアを行き来している。Swarthmore College の教授を務めながら、ボブ・エドガー (Bob Edgar) 下院議員の事務所でAAAS科学・技術政策特別研究員となった後、Swarthmore College を退職して米国務省戦略軍部隊局核・科学室のトップを2年間勤め、その後プリンストン大学プラズマ物理学研究所の副所長を9年間勤めた後、米下院議員となった。父親の故ラッシュ・ホルト シニア氏は元ウェストバージニア州選出の米上院議員で、母親のヘレン・ホルト氏はウェストバージニア州議会議員を皮切りに、同州総務長官を務めた後、ワシントンにて歴代6人の大統領に米国老人ホームの改善担当に任命されて米連邦住宅局、住宅・都市開発省に勤めるなどラッシュ・ホルト氏のワシントンへの道を切り開いた。

AAASにおけるホルト氏は、全ての人に科学を理解してもらい、科学と関わりあう様に奨励する新プラットフォームを得た。「我々は米国における科学の健全性のあらゆる側面に関心を払うべきである。なぜなら時として他の誰もそれを行わないためである。」と指摘する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]